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Eléctrika ー Demo 7"
¥1,000
○4月30日リリース 名古屋A-Z records最新作は、メキシコシティの新バンドEléctrikaの初となる5曲入りEP。 今回もスペインのdiscos enfermosとの共同にてリリースされるそう。期待値高いし、楽しみでしかない。 ----------------------------------- さて、ここで問題です。ソンブレロ、ルチャ・リブレ、サボテン、テキーラ、タコス、SOLUCION MORTAL、SEDICION、HISTERIA、ATOXXXICO、MASSACRE 68、HEREJIA、XENOFOBIAなどで知られている国は、どこでしょう? というわけで、今回A-Z Recordsが皆さまにお届けするのはTotalove / Celda / HAIBOKU / Calämidad / Medvsaなどのメンバーから結成されたメキシコ合衆国はメキシコシティの4人組新バンドEléctrikaの初となる5曲入りEP!今作もスペインのDiscos Enfermosと共同でリリースする運びとなりました。 『Demo』と題された今作ではありますが、正直デビュー音源にして非の打ちどころが見当たらない完成度の高さ。南米のパンクに対して私がいつも魅力的に感じるのは、熱量だったり、ガタガタと建付けの悪い演奏(ズンドコしてる感じ)だったりするわけなんですが、このEléctrikaには良い意味で完全に裏切られました。針を落とした瞬間から気の抜ける時間なんてものは1秒たりともありません。終始、緊迫感が充満したサウンドは、まるで後期のHHHが歪んだ日本のクラストを演奏しているかのよう。 全南米パンク・ハードコアファン必聴盤! 今が旬!なメキシコ現行ハードコアパンクは、これだ!!!!
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POVLACION - TRES DE SONIDO Y TRES DE VOZ E.P
¥1,200
POVLACIONの待望の1st 7"が名古屋A-Z RECORDSよりリリースとなりました。 個人的に思い入れの強いバンドであることは間違いの無い事実で、待ちに待った、といった表現がしっくりとくる。 このリリースの構想をボンド君から聞いたのはもうずいぶん前になるだろうか。 MOTHPERDICIO TAPESからリリースしたDESPERDICIOとのスプリットを制作している頃。 あの当時から本当に楽しみにしていたし、リリースインフォメーションをもらった時は、ついに!と1人歓喜のダンス(飲酒)をして祝った。 そのレコードを手に取り、針を落とす。 そんな経験をこの先なんど体験できるだろうか。 狙ったのか狙っていないのかわからないよい意味でのくぐもったサウンドはまさに"LOS POVLACION"から始まるこのレコードのLOS POVLACIONたる特異な佇まいを見事に表現している気がする。 勢いよく駆け抜けるのみならず、その"聴かせる"メロディーには、元来から備わっていたであろう彼らの魅力をさらに次の次元に引き上げた感があり度肝を抜かれた。 あと、バスク臭がする。 だれか彼に憑依していないか? ○レーベルインフォメーション 嗚呼、世界中のパンクスが歓喜する姿が目に浮かぶ。 怒りと苦しみと希望、抗う日々に目まぐるしく現れるそのすべてを両手に持てるだけ抱え、爆音にのせて生々しくドタバタと怒りのエナジーと共にもの凄い勢いでぶちまける、 まさにRaw punk is not dead!!とでも叫びたくなるような、POVLACION待望の単独7インチレコードがメンバーであるカズキの運営するレコードショップハウス・レーベルA-Z Recordsより、厳しい時代の波と幾多の苦難を生き抜いて2022年1月、世に放たれる。 オリジナルメンバーであるボンド(Vocal & Guitar)とカズキ(Drum)に加え、新たにリュウイチ(Bass)を迎え完成された猛烈ハードコアパンク全四曲。メンバー脱退を経て新メンバーを迎え、この時代を共に暮らし抜き、既にかけがえのない存在となってバンドが非常に良い状態で録音されたであろうことを想像させるとともに、この三人で新たな未来を切り開いていく決意表明とも受け取れるタイトルが胸を打つ。 Tres de sonido y tres de voz 「三つの音と三つの声」 この音と声を受け取る僕らは、世界中の現行パンク・ハードコアバンドと共鳴するそのセンスと今をひたむきに暮らす者の姿をそこに見ると同時に、パンク発祥から脈々と息づく小さくても確かに存在した者達が紡いできたメッセージへと続く扉の鍵を見出すことができるように思う。 それは彼らのスタイルを唯一無二とする要因の一つ、スペイン語で綴られる楽曲に端を発する。白人労働者階級から生まれたと語られるパンクの歴史のその奥に、さまざまなアイデンティティにより生み出され、育まれたパンクが確かに存在するのだ。その一つがスペイン語圏であるラティーノ(ラテンアメリカと文化的つながりを持つアメリカ合衆国の人々)やスペイン、中・南米から生まれたパンク。そして、その音や声に耳を傾けることはその時代、その境遇、そこに確かにあった歴史と真実を知る手掛かりとなる。そしてボーカル・ギターであるボンド氏が運営するDiscos Peligrososの招聘により日本ツアーを行ったTOZCOS, AUSENCIAそしてDEAD HEROや、A-Z RecordsのリリースするPÖLSやHEZが現代のスペイン語圏パンク・ハードコアバンドである事は必然であり、その脈々と紡がれてきたスペイン語圏パンクの音と声に共鳴して、いまPOVLACIONとこのレコードが存在し、その紡がれてきた歴史と真実を煌々と照らしているように思えてならない。 そして、彼らの吐き出すメッセージと創り出す音は、この今、現代を地べたから見据え、懸命に暮らす市井の音と声であり、彼らが生き抗った景色が確かに存在する真実であると未来へ繋ぐ、レベルミュージック。何度でも声をあげることをあきらめない、この時代に暮らす彼ら自身の確かな存在証明でもあるのだ。 それをこの同じ時代に手に取り、受け取ることのできる僕は幸運であり、この脈々と息づくものを新たな未来へ語り継ぐのは、これを手に取る何者でもない僕らの役割でもあるのかもしれない。 ここにある曲たちを引っ提げ、彼らが再び世界中のパンクスと共鳴しながら手作りする景色を目撃できる日が楽しみでならないし、そんな手作りの日々がこの見通しの悪い未来へ差す一筋の希望となると信じたい。そんなことを思いながら、僕はこのレコードを何度も何度もターンテーブルにのせるのでしょう。 抗う者の魂とその姿は今も昔も変わらずここにある。現代のパンク・ハードコアを語る上で見逃せない記念碑的一枚の誕生だ。 うし(NUMBERTWO)
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ANTIKEHO - SUOMI '81 CD
¥1,800
フィンランド81! BASTARDSの前身バンドにあたるANTIKEHOの未発表編集版音源がVOX POPULIよりリリースです。 FINNISH HARDCOREリリースのLPには未収録のボーナストラック3曲入り。 --------------------------------------------------------------------------------------- 80's FINNISH HARDCORE PUNKを語る上では外すことは許されないBAND、"BASTARDS"の前身バンドにあたるANTIKEHO。FINLANDの都市TAMPEREの学校で出会った彼らはバンドを結成。 数枚あるFINNISH HARDCOREの名作オムニバスのうちの一つ"RUSSIA BOMBS FINLAND"収録曲が彼らの唯一本格的なレコーディングスタジオで録音されたものだったが、スタジオリハーサルで録音されたTAPEは数多くあった。その中から選りすぐった数曲をマスタリングしたものが今作の"SUOMI '81"。 ANTIKEHOとBASTARDSは並行して活動していたが、ANTIKEHOは"RUSSIA BOMBS FINLAND"が発売される頃には解散していた。その理由の大きな一つは"DISCHARGE"。ANTIKEHOはHARDCORE夜明け直前のFINLANDの若きPUNKSによる純粋で荒々しいPUNK ROCKなのだ。そんな彼らが約40年前に残していた音源が陽の目を見る!(R.A.Yの2021年録音バージョンも収録!)CD盤にはボーナストラックとして3曲を収録した全17曲入り! ------------------------------------------------------------------------------------ https://www.youtube.com/watch?v=LYdTQYeFroA
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VINCE;NT - Resurrection:Ax/Ex 7"
¥1,100
○レーベルインフォメーション 【緊急リリース】 2018年頃より東京にて結成。 メンバーを変動させながらの模索期間を経由し、2020年頃現体制としての活動を開始。 そのAlternative純然たる音楽性を主柱としながら、Neo Psyche/Gothic/Junk 経由 Stoner/ Doom/Desert Rockの片鱗までもを柔軟な入り混じりによって新鮮に映し出し活動を続けるVINCE;NT。 当初予定であった初作LPリリースが海外プレスの兼ね合いから遅延した為(2022年初頭リリース予定)、急遽国内プレス、且つ予定作との被り無しとなる完全新曲2トラック(7")にて、バンドの存在を初回掲示する"シングル音源"が2021年急遽リリースされる。 メンバーは4名編成。Yusuke Shinma(gt/vo)、Arisa Katsu(gt/vo)、Iori Kimura(ba)、Kanako Teramoto(dr)にて鳴らされる楽曲は、自身達の全てを表現した充実を通し"人力"にて繰り拡げられ、各メンバーのそのキャッチーな人間性から飛躍した重厚に放出される壮絶ライブの中で更新され続ける。 最早日に日に鬼気迫る名演と共に、そこには以降の大きな物が産まれる前夜かの感覚を与えてくれる情景があり、想像を掻き立てられるPower溢れる編曲センスと共に、国内でも認知され始めているのが昨今バンドの状況となっている。 ■上記の通り、今作は緊急的に確定した音源リリースであった。しかし、バンドの創作意欲の渇望から短期間にてバキバキに書き出され完成されたのがこの『完全新曲』収録の7"音源である。 精度と野性的な粒が骨格として常に勝負を賭けているかのように切り込まれている今Vinylは、 振り切った例えをするならば、Soundgardenの原理などに型を得ながら、LA 80年代のRed Temple Sprits/Savage Republic等における絶妙な未来を見据えたGothic感触に共通するバランスを持ち、Neurosis的偏重性やGirls Against Boysばりの魅力、Loop(UK)のポーカーフェイス的網羅がFugaziをすり抜ける感触としてGuru Guruにずるずると現代に堕ちる陰鬱を『身近に』表現。個々のパートの演奏の充実が有り余るほど伝わる、琴線に触れる重さに満ちた渦となっている。 そして、元を辿ればSyd Barrettから脈々と継がれる独創すらも、往年のslow的展開や発展における根幹である事として、改めて再認識させられる存在感も強き音源となっている。 書けば書くほどきりのないこのバンドの魅力は、挨拶替わりの7"としてレコードに切り込まれた。 各パートが確実に『入っている』演奏にて同士が呼応し合う本質が記録され、時間軸無視にて明るい未来が待っているとしか信じて疑えないバンドの充実と成長は現代進行形にて日々演奏され、その快楽はクオリティの高き重なりにて音源と共に今後も鼓舞されていく。 ※最後に、バンドの方向性が最終的に固まり一気に飛躍したのは遠征における『静岡のおでん屋』が分岐点である事はメンバー談によって明らかになっている。 今後2022年初頭、アルバム(LP)リリースを控えている最も新鮮且つ脂の乗った新鋭バンドにとっての、 『黒い練り物』にも似たファーストシングル。ぜひともご一聴頂ければ幸いである。
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Ms.Machine - Vår (12" + DL Code)
¥2,200
○Ms.Machine - Vår (12" + DL Code) 東京のMs.Machineの12"レコードがBLACK HOLEからリリースされました。 構想から2年の歳月を経てリリースされたらしい本作。作り手が作品に込めたイメージやこだわりが散りばめられており、レコード作品として手にとれる喜びを感じました。 危うく、儚さすら感じるそれの実像はきっと揺るぎない足場の着足と、それに伴う鋭利なサウンドの断面なのかもしれません。 淡々と紡がれる冷気を纏った美しいメロディーに乗せられた歌唱が繰り返される語り言葉のようで、耳から直に脳に響いて心地が良いタイトル曲"Vår"。 一方、エレクトリックの洪水のようなパンク度強めの"Sommer"。こちらの曲はディストピア的な物語の中にでもいるような気持ちになりました。個人的には耳馴染みがよく、煮え切らない衝動を駆り立てられるような焦燥感を感じました。 相反するような2曲ですが、通底しているサウンドやイメージは全く違和感がなくしっかりハマっていて、これはとても良いレコードで、とても良いバンドの作品に出会えたな、とブラックホール小坂くんに感謝したい気持ちです。 B面にはVår のRemixが2パターン収録されており、こちらも曲の良さを残しながら全く違った表情を見せてくれておりとても楽しめます。 レコードに付属のダウンロードコードを使えば更に2パターンのRemix音源が聴けるというのも嬉しいですね。
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MUJERES PODRIDAS - MUERTE EN PARAISO CD
¥1,800
VOX POPULIニューリリースは、テキサスはオースティンのバンドMUJERES PODRIDASの1STアルバムCD版。VOXPOPULIとしては珍しい?デジパック仕様。 歯切れよく捻れたメロディーに妖艶な雰囲気のボーカル、なによりもパンク由来の独特な手癖がハマっているギターが印象的で、クラシック~現行の(FEMALEボーカルのみならず)スペイン~南米圏パンク好きにはたまらない内容なのではないでしょうか。 日本のパンクスにも馴染み深いバンドのメンバーも在籍しているようで今後も楽しみなバンドです。 CD版には、1STアルバムの他に2018年作"SOBREDOSIS EP"+2017年作DEMO音源を加えた19曲収録されています。 ○以下、レーベルインフォメーション 現行パンクの震源地の一つであるアメリカ/テキサス州はオースティンでVAASKA、CRIATURAS、KURRAKA等のメンバーによって結成されたPUNK BAND、MUJERES PODRIDASの2020年録音の1st Albumが日本向けにCDで登場。さらにはこれまでにリリースしてきた2本のTAPEもボーナスで収録した全19曲入り。EARLY SPANISH PUNK/POST PUNK、AGENT ORANGE, ADOLESCENTS等のORANGE COUNTRY PUNK影響下の哀愁パンク最高峰。
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SYSTEMA - ULTIMA GUERRA CD
¥1,800
Bogota is burning! とは某氏の言葉だが、ボゴタは2021年現在も燃え続けているのだ、と今回のSYSTEMAの音源を聴いて確信を得た。 "コロンビアの~"、"ボゴタの~"と聞いて想像する荒くれたハードコアパンクの期待の的を確実に突いてくるサウンドはただただカッコ良く、自然と体が反応してしまうだろうし、部屋で缶ビール片手に騒ぎだすなど容易い事だろう。 荒々しく狂暴なサウンドの中にもキャッチャーなフレーズや、ある種の愛嬌のようなものを感じ取れる事もとても好感と敬意をもてる感覚。 いまこの時もボゴタは燃えている。大炎上。 ●レーベルインフォメーション コロンビアはボゴタからまたもやとんでもないバンドが現れた! Amenazas,Trampa,Muro,Alambrada等のメンバーにより結成されたハードコアパンクバンドSystema(システーマ) 昨年に行われた初ライブ後すぐにコロナ禍に見舞われた為にライブ本数はまだ少ない。 しかし、既に世界中の耳の肥えたパンクスからの彼等に対する称賛の声は少なくない! 80'sハードコアを土台にし、疾走感と破壊力を兼ね備えた楽曲。 ボゴタのTotal D.I.Y CollectiveであるRat Trapで録音されたそれらは生々しく、荒く完璧な形で音源化された。 あえて彼等の音楽性について細かくは説明しない。 兎にも角にも全てのハードコアパンク好きにオススメしたい彼等の初正式音源にして10曲入り1st Album!! (8Pブックレット和訳付) Systema https://systemahc.bandcamp.com/album/demo-2021
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BALLADMEN - BULLETPROOF GLASS CITY (LP)
¥2,310
○BALLADMEN 『BULLETPROOF GLASS CITY(LP)』 Aside 1. Night Goes On 2. Not A Big Deal 3. Lost On The Platform 4. I Heard It Through The Grapevine Bside 1. Bullet Proof Glasscity 2. (Like a)Quiet Stone 3. The Eastern Sky Is Glowing Light 4. Magic Powerd Maximum 東京にて活動。毎夜ライブにて"Playする最上の快感"を聴き手に同調体験させ、演奏者の"入る瞬間"をPunkのSolidとRhythm And Blues/Jazzにおける熱量武器として場を白熱させ続ける3人組。そのバンドの名は"BALLADMEN"。 前作1st LP『Dear Old-Fashioned Rhythm(LP)』から早4年。バンドの血中濃度は上がりに上がり、振り切れる程に『強力な』2nd Albumが2021年7月、ドロップされる。 ◆全8曲、各曲平均5分収録の濃厚盤。 インサート、対訳付。 長き制作期間を経て、確実にバンドにおいて・またメンバーの遍歴に於いても"最高傑作"と言えるであろう作品が完成された。 今作は当人達曰く、『各曲ワンコード・ワンフレーズに拘られた楽曲にて、コルトレーンのインパルス期とか、ミンガス、あと、ハウリン・ウルフやウィリー・ディクソン的楽曲を"Punkの勢いと音量で鳴らす"事を根底に制作は進められた』との事だが、そこには更に踏み込まれたバンドのオリジナリティが存在する。 Aside、バンドの軸となる戦前からのホーンテッドなBluesを想起させる楽曲を根幹に、Elvin Jonesなどを指標に置くDrのタフさが溢れるほどに具体化された太い音作りとしてズッシリと部屋に流れる事にて当音源はスタート。 そこから怒涛の演奏畳み掛けに各パートが鼓舞され続けながら、自身のキャリアの中でも明らかに過去一番の鳴りと充実溢れるGtが痛快な曲展開を作り、正にHowlin Wolf '、Charles Mingusよろしくな脳裏にこびりつくナンバーを前提にしながら、Hound Dog TaylorばりのBluesの"疾走感"が耳をなぞっていく。 それはまさに、今作が加入後初音源となるBaが安定と音像の奥行きを職人の如く輪郭づけては捻り上げる事によってアルバムの終始一貫多面性を強調している事実に他ならない(かなり凄い)。 重心落とされた3点のアンサンブルはHard Bop〜ModalなJazzからの影響が天井が突き破る程に強いRythmとなり、且つBasementに留まる果てに行き着いたリアルなPunkのソリッドとして同居。そしてそこに過去作史上最も甘美かつ燻銀なVoが乗っていくとなれば〜モノになりすぎな今作 A side 最終曲Marvin Gaye『I Heard It Through The Grapevine』カバーでも伝わる通り〜よりその無機質さと甘さの共存する魅力が伝わる事だろう。New Passions from Old Musicの範疇を超えながら、収録全曲はSwingのあまり何周回目のエグみが混沌とメロウなHouse Rockin'として満たされていくのだ。 以前から伝わっていたThe Action、The Creationの様に未来を見据える音楽性を持った大先人と同様の濃さ、貫禄すらも音源からはより強く感じられ、且つそれは紛れもない現代の形そのもの。新たな試みである浮遊感微睡むナンバー等の質感楽曲もA〜B side用意されている事実。そこには最早Mighty Babyすらも想いを馳せる事が出来る人も一部いるのではないだろうか。やはり、前身(極初期)バンドの頃からの根にもあるThe Great Unravelling、Universal Order Of Armageddon、Born Againstの感覚も薄いベールとしてバンド自身の『快感』を覆っているのではないかとすらも感じられる。 楽曲の1秒1秒の充実、一瞬たりとも聴き逃す箇所のない音源として、レコードはここに完成された。 ※今作は、メンバーの中心シュウ氏にとって長年の相棒であったdr.アキラ氏参加による最後の音源でもある。過去〜今作でも当然に刻まれている最高のドラムプレイへあらためて最大限の敬意を払いたい。 そしてバンドは止まらず、メンバーチェンジにてより怒涛に加速している。(というか凄まじいことになっている) ※全てのアートワークは前作と同様に伊達 努氏、メンバーが担当。レコーディングはBroken Hearts/Triple JunkのSin Misery氏、パーカッションにImpostors青山氏が参加。
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empty midnight issue 02 (ZINE+CDR)
¥550
SOLD OUT
彼と初めて会ったのは2015年だったか。 今はなきBIGBOSSでのスタジオライブに遊びに行った時。 たしかBLACKENDER企画で四国からTURNCOATが来ていた時だったと思う。 当日ディストロを持参して展開していたところ、ひょいと覗きに来てくれた赤いコンバースのハイカットが良く似合う細身のパンクス。 お互いに他所他所しくなんてことない会話をしたと思う。DESPERDICIOも出演していたので、かっこよかったです、と伝えたところ、いやいや、俺はあれなんで、、なんて困り顔で笑いながら答えていたっけ。 終演後、電車で帰宅の途中にTwitterにメッセージが届いた。誰かもわからずにフォローしていた"ポンコツ三太夫"なるアカウント主が彼だと知ってのはこの時だった。(もしかしたら、丸出ダメ男とかだったかもしれない) 以降、彼との交流も徐々に増えていったのは自然な事のように思えたし、なにより私が好き勝手に作り始めたZINEに誰よりも興味を示してくれたのも本当に嬉しかった。今でもそうだけど、ZINEを作るたび、彼の反応を気にしていたりする。 Twitterでの呟きが目をひいたのも本当だし、なんていうか独特の言語感覚がある人だと思う。 使う単語や、言葉を繋げるリズムも素敵だなと思っていたし、今でもそう思っている。埃っぽい文庫本を捲る人が書いた文章を読んでいる様な感覚。 そんなDESPERDICIOミックさんが作っているempty midnightの新作を先日いただいた。 前作同様に彼が真夜中に散歩(徘徊)しながら撮り溜めた写真に前作よりも字数が増したテキスト収録のZINE+CDRという形態。 写真は真夜中のどうしようもない静けさや沈み込み、眠った街をひとり歩く行き場のない感情や、その反面、仕事とか家庭とかを抜け出して気ままに本来の彼自身になって見つめた風景が写っている様な気がしたし、見ていてとても素敵だなと感じました。 音源のほうも、真夜中の散歩のお供によいだろうなといったディープな音色がとめどなく詰め込まれています。 ディストロの紹介文のはずが、なんだか感想文みたいになってしまった。こんなことたらたらと書いたら、馬鹿にしてんの?って言われそうだけど、ミックさんが弾くギターと同じくらい、彼の作るzineが好きですね。今回はテキストも多めで嬉しかったし、その赤裸々な告白を受け止めたら、こちらもしっかり受け止めて赤裸々に書きたいな、と思っただけなんですよね。 結局、僕らは似た者同士のようで全くの別人であるし、けど、だからこそ彼の撮る写真や、彼の綴る言葉に自分を重ねては、共感したり、補ったりしてしまうのかもしれないですね。
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VINCE;NT『VAPID (LP+CD)』
¥2,860
SOLD OUT
東京にて活動するバンド"VINCE;NT"、2021年にリリースされた7"に続く最新作がLPにてDEBAUCH MOODよりリリースとなりました(同内容のCD付き)。 詳細は以下、レーベルインフォメーションに詳しいので一読を。 ◾️DEBAUCH MOOD、アナログレコード26作目(型番は025)のリリースはVINCE;NT『VAPID (LP+CD)』。 先日、初のレコードリリースとしてドロップされたばかりである『Resurrection:Ax/Ex(7")』に於いて、その存在が徐々に具体化されつつあるVINCE;NT。 先般のsingle作とはまた異なるディレクションにて磨き上げられた挑戦的楽曲渦巻くLP(同内容のCD付属)作品・待望の最新作アルバムとして海外プレス遅れに遅れ、2022年4月遂にリリースが実現となる。 メンバーは4名編成。Yusuke Shinma(gt/vo)、Arisa Katsu(gt/vo)、Iori Kimura(ba)、Kanako Teramoto(dr)にて2020年頃現体制としての活動を東京にて開始。前作7"リリースに際して記載した通り、そのAlternative純然たる音楽性を主柱としながら、Neo Psyche/Gothic/Junk 経由 Stoner/Doom/Desert Rockの片鱗を非常に屈折した解釈にて盛り込み、どう考えても一枚岩でないそのバンドのセンスは日に日に露見され、各称賛を浴び続けながら現在もバンドは独走を続けている。 過去にリリースしたフィジカル作品は初期作『DIVIDED(CD)』と前作『Resurrection:Ax/Ex(7")』と数枚のみ。過去楽曲における『Dead Meadowあたりの感触から日本のオルタナティブ機軸を次フェーズに立て続ける』感覚や、『Mayo Thompson的作用をTBJM通しながら砂塵起こすような強引さに振る』種子はベクトルが調整されより開花し、そこから前作におけるNeurosis×Loop(UK)etcかの淡いHeavy的実験に経由された(実際は今作後のレコーディングではあるが)、はたまた見方を変えれば極初期のOne Little Indianリリース群との感覚的共通点etc..バンドの多くを把握するに相応しい、まさに"凝縮された"フィジカル作品のアルバムとして今作はここに完成された。 そんな今回のLPは、まさにバンドのナチュラルさと異物感が絶妙な編曲性により混ざり飛び交う7曲を収録。A・B面ライブでおなじみの楽曲の連続もさることながら、より新鮮に感じられる各アレンジの粒がここに音源として立脚。各Gt×2における中音域の心地よさとキラー感・絶妙すぎる音階の渋さとBa、Drの濃い連打性・反復に艶を彩る存在感の交わりには、Post HCのプロトタイプ的感触を重ねるにしても最早物足らず征しており、極端な「厚み」など捨てても問題ない硬き芯が本質として存在する。 音源としてぎりぎりDeepになりすぎない音像がかえってFlatな一意専心的に相乗されていく様を体現し、粘着性の強い絶妙な楽曲群に疾走感や人力的にぶち抜かれる長尺ナンバーまでもが作品として展開。それはまさに毎回繰り広げられる名演を各人が繋ぎ、ライブにおける轟音であるが轟音に感じさせない心地良さの理由となる潤沢なアンサンブルの鳴動センス、体感速度短く瞬間の出来事に感じさせるかの濃さも含め、全編通し表現されている。 UnwoundやRed Temple Sprits、Savage Republic、SoundgardenにGirls Against Boys、Loop(UK)、Syd BarrettにFugazi等と思う比較は多々あれど、引き合いを持つ意味すらも無意味に思えるような、DystopiaからUtopiaにリバースしていくかの狭間に位置する感覚すらも用意された今意欲作。昇華され続ける『VINCE;NT』のフェーズの直近はほぼこの音源にあり、バンドの将来は今も進行形で磨かれ続け、現場にて白熱し続けていく。 そして小さな生き物の生涯を通して、自分の人生を顧みる大切さすらも、このバンドの総意には含まれている事が今では明らかになっている。 ※今作LPはRec/Mix/Masteringはツバメスタジオの君島氏、Artworkは京都のYANKEE KONG氏が担当。バンドにおけるインスピレーションは協力者からの助力も併せ、ここに作品として完成されたことを記しておく。
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CHIRASHI – Tokyo Punk & New Wave ’78-80s
¥4,290
SOLD OUT
アナウンスが出た時から、これは欲しいな、と思っていた東京パンクのチラシ本。 ものすごいボリューム、圧巻。 詳細は、以下より。 (出版元SLOGAN) ○Record shop BASE presents “CHIRASHI” – Tokyo Punk & New Wave ’78-80s チラシで辿るアンダーグラウンド・ヒストリー 1978年からのパンク・ロック~ニュー・ウェイヴの隆盛。その大きな波を、「チラシ」という紙媒体が支えていた。バンドはチラシによって情報を届け、チラシによって人は集まり、バンドと人は共に燃え、そして、チラシは文字通りに「散らされて」いった。 1978年の「東京ロッカーズ」からの音楽シーンを彩った「チラシ」を集大成。チラシから見るアンダーグラウンド・ミュージック・ヒストリー。 チラシが収録されたバンド、イヴェントの一部: 東京ROCKERS / FRICTION / LIZARD / MIRRORS / S-KEN / パンク仕掛け99% / THE STALIN / THE STAR CLUB / じゃがたら / ZELDA / NON BAND / GOZIRA RECORDS / 裸のラリーズ / NYLON 100% / 海賊艇K / ELECTRIC CIRCUIT / 吉野大作 and PROSTITUTE / AUTO-MOD / TELEGRAPH RECORDS / FOOLS / 法定伝染GIG / チフス / 無差別GIG / PABLO PICASSO / MODS MAYDAY’81 / EMOTIONAL MARKET / ADK DAY / 消毒GIG / GAUZE / CHANCE OPERATION / E.D.P.S. / 天国注射の昼 etc… ◎チラシ資料提供者 ADK RECORD ADKレコード CHARLIE MORITA DADDY-O-NOV (EMOTIONAL MARKET) Daisaku Yoshino 吉野大作 (DAISUCK&PROSTITUTE) Erect records エレクトレコード Gin Satoh 佐藤ジン Souta Hayashibara 林原聡太 (ex『日本のパンクロック』編集発行人) Hideharu Kato 加藤秀治 Hikaru Machida 町田光 Hiroshi Higo ヒゴヒロシ (meki-higon) Inoue U イノウエ U Inundow いぬん堂 Jun Inui 乾 純 KUMMY (ex BOYS-BOYS) Kan Takagi 高木 完 Kenji Nomoto 野本健司 Makoto Nomura 野村 誠 (PABLO PICASSO) Masanori Henmi 辺見雅則 (SHOCKLINE) Matatabi dou 股旅堂 MICHIAKI (THE LAST SURVIVORS) Momorin モモリン (GAUZE) Nagasaki ナガサキ NON (NON BAND) S-ken Sachiyo Hirazawa 平澤祥代 Satoshi Sonoda 園田佐登志 (椅子物語) Satoshi Suginaka 杉中 敏 (U.K.Indies Gear “SMASH” オーナー / DJ.SMASHIT) SKITKATT (SKITKLASS) Tomoyuki Yokoyama 横山知幸 (ex BOLSHIE) Yuichi Jibiki 地引雄一 (Telegraph Factory) Yumi Ooi 大炊優美 Wataru Ookuma 大熊ワタル (ex 絶対零度) ◎企画にご協力をいただいた方々 APIA40 BEAST ARTS International GAUZE Genet ジュネ Ken Tanami 田波健 (Nubile) Momoyo モモヨ (Lizard) OTO オト RECK レック (FRICTION) Sayoko + Sachiho サヨコ + サチホ (ZELDA) Setsu Kokura 故倉 節 (IMAGE VOX) Yumi Ooi 大炊優美
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WETNAP - gnarled LP
¥2,860
SOLD OUT
2018年東京にて結成。 メンバーは過去Votzcoにて狂熱エモーショナルの限りを尽くし、現在Nextなアプローチを模索し続けるアサノタカシ(Gt)、元The Doodles、並行しゲタゲタなどにて各国・各年代多くからの影響を独自表現にてアウトプットし続ける才人クロサカユウコ(Ba)、そしてNorth by Northwest、GAKUDAMAや各サポート等の活動を同時進行させ、底無しの個人活動ペースにてシーンを叩き盛り上げ続けるコイケユウキ(Dr)の3名となる。 2019年に挨拶作としての『4 Songs E.P.(TAPE)』をリリースし、その明らかに個性強すぎるメンバーの組み合わせにて始動したこのバンドは、今年あらためて活動継続4年目を迎えるに至った。 その灰汁強き3名の存在感溢れる楽曲、活動全てをぶちまけたかのバリエーション、それらがバンドの真誠として収録された初Full-Length Albumレコード(LP)。フィジカル作品が2022年10月、遂に発売される事となる。 今作は、生々しさ・危うさすらもパッケージしたかのサウンドにて、『その場所』でのリアルを前提に置いた一発録音・バンドの形がストレートに体現された9曲を収録。 その緩急ある展開にて連続される各曲は、広義におけるMelodic Punkといったジャンルが最盛期から地下へ潜るまでの音楽定石を、多角的な目線にて紡いだオリジナリティに溢れている。 (Alt-countryのルーツ的な)淡きナンバーがじわじわとバーストしていく様から外周はスタートし、そこから一転音源を引き立てる各Voが連続される形を主軸に、ノイジーな渇きが詰め込まれたキラーなGtが疾走する。俯瞰的に寄り添い〜各Trackの抑揚を展開に落とす為のパターンを使い分けるBaにて流れはより際立ち、楽曲を音楽的により一層強く鳴らす・刻むDrの熱き空気感にて3点は成り立つ。それら各パートの存在が生々しきドキュメントとして爆音に鳴らされ、曲順含め非常に『面白い』アルバムは進んでいく。 引き合いを出すのであれば、『これはThe Weakerthans(1st) 、Team Dreschの日本的Under Ground解釈ではないか!』と思わせる90年代心地良きベールに覆われながら、メンバーが公言するShudder To Think、Les Thugsといった極論Dinosaur Jr.を起源とした当時のAlternative Guitar Band群に集約されていく。そこからより踏み込めば、要素としてのVolcano Suns~Mission Of Burma、Last Stand(Scum Guns)な80年代後半におけるBoston界隈かのギターワークが実態としてGarageな感覚に乗るよう随所に響き、「A Brief History~」頃のLilys(様々な遷移があるバンドにおいての)インスピレーション(こちらもメンバー公言)的なアイディアも加味される。愛嬌と狂気の同居を感じるBaの楽曲が以降専売特許にすらなっていきそうな才覚を盛り込み、A-Heads〜SpitboyあたりにおけるDIY PUNKからの影響も感じ取れ、そこには決別の意味ではない『表層での括られ方』を音楽的な表現として無に帰すかの自由なグラデーションが正に表されている。そしてDain Bramage(Dave Grohl)かの80年代USベースメントな空気感~当時の先を予見させる音楽的な派生を若き手の中に収め『8ビートを叩く、ライドシンバルを振幅限界までぶち鳴らす』事における魅力を言葉でも語り体現するDrの一打一打は、インパクトと飛び散る熱量を汗に乗せ、日本において地に続くR&R醍醐味を現代の息子として相乗させる意味を担っている。 はたまた懐かしきRadon等ゲインズビル近郊Melodic Punkを一度リセットしたかの再構築された見方などなど、、、作品としての各所醍醐味とバリエーションは、細かく聴くごとに都度フラグ立てられていく。 そしてこれだけ様々なバンド名を上記に書いている理由は、このバンドメンバーが自由に『音楽を聴きまくる』人間達である事に対しての、レーベル側としての勝手な誠意であることもここに付け加えておく。 今作の録音/Mix/Masteringはヨコヤマレイ氏(Storohorn Music Laboratory)、Cover Photo:イハコウタ氏(アサノタカシ20年来の親友)、そしてアートワークはバンドが全て制作を行いながら、アドバイザーにスズキユウマ氏(Endless Homework)が協力。多くの人間のサポートを元に、このバンドのアイディアが具体化された音源は完成された。
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my ex - with bedhead 10"
¥1,800
SOLD OUT
京都のオルタナティブ/インディーロック"my ex"の2018年にBLACK HOLEよりリリースされていた4曲入り10“レコード。 "出発"と題された冒頭曲から鳴らされる、穏和で柔らかいメロディーのうえに、優しくもささくれだった悲しみがかるボーカルが感傷的で素晴らしい。 全曲通じてとにかくメロディーの素晴らしさが際立っていて、相当練り込んでいるんだろうな、と思うほど繰り返し聴きたくたくなる中毒性があるレコードです。 ダウンロードコード付。 エモーショナル、と言えばエモーショナルなサウンドだと思いますがその言葉の受け取り方や感じ方は人によって幅があるような気がしていて、個人的にはエモーショナルというよりは、センチメンタルなサウンドに感じます。 ○レーベルインフォメーション * 京都のスリーピース・ロックバンド my ex。メンバーは古高、安岡、藤田。久しぶりの音源を4曲入り10"でリリース。過去タイトルからブレない、歌詞と音は今作でも健在。ただ素晴らしいなと感じられるメロディー、テンポの早くない曲が持つ疾走感、皮肉な明るさ、澄むことのない視界がmy ex。引き合いに出されるバンド名を見ると確かにそうかと思うけれど、my exの出す音は独特。素晴らしいアートワークは黒木正巳さん。レコードが聞けない方に向けたダウンロードコード付。好きな方法で楽しんでください。
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KLONNS - CROW 7"
¥1,210
SOLD OUT
新進気鋭の東京ハードコアパンク"KLONNS"の新作7"が前作同様にBLACK HOLEよりリリース、今回は立て続けにヤバすぎるリリースを繰り返しているシアトルのIRON LUNGとの共同リリースとのこと。 過去作品群すらも食い散らかすような凶暴で暴れ狂った破壊行為とも取れるサウンドではあるものの、その楽曲はこれまでのリリースよりも表面的なメロディーを感じ取りやすく、リリックシートを眺めながら聴くとより作品に入り込めるような気がしました。バンドのサウンドは勿論、ボーカルが素晴らしく、凄まじいです。 クラシックな日本のハードコアを基軸に、進行形世界最先端なサウンドと共鳴、打ち鳴らされる絶対的ニューウェーブなハードコアパンクが東京から。
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SIBAFÜ - The Seed of Silence 10"
¥2,200
SOLD OUT
2019年に愛知県名古屋市で結成された4人組ハードコアバンド SIBAFÜの初レコード作品が、地元名古屋のA-Z Recordsと横浜のBLACK HOLEから共同リリース。初めてのバンド経験となるVo Leynaと数々のプロジェクトやバンドで愛知HARDCORE PUNKを支えてきたGu Shota Terai / Ba Hideaki Gomi / Dr Hisahiro Naito。面白そうなことしか期待できない4人が期待を裏切らない1枚を2022年10月に発表。 トレンドは無視。楽器もボーカルもひたすらロウでノイジーに攻めまくる。2022年になったというのに、初期衝動という言葉がこんなにも似合うハードコアパンクに出会えて最高だ。 初バンドとは思えないほどにタフなボーカルとストレートかつ体を揺らすグルーヴを1分程度の中に産み出す楽器隊3名。うねりにうねった10曲を早く聴いてもらいたい。 レコーディングとミックスは地元を支えるライブハウスHUCK FINNから黒崎栄介氏、マスタリングはMr.マスタリングことマイキー・ヤングが、届いた時に思わず声が出たと同時にFlipperとFlag of Democracyが再生されたくらいの素晴らしいデザインは沖真秀氏が担当。 「目指しているものは特にないけど、ハードコアパンクに初めて触れた衝動をブレない軸として、このメンバーで出せる一番面白い音を発見しながらサウンドを作り上げてゆく」とメンバーは話すけど、それはもう出来てるっぽいんで、この先の展開に早くも期待したいです。 * 野暮だけど、少し緊張しながら観に行っていたNICE VIEWとOUT OF TOUCH、そしてその頃から今も活動を続けるTHE ACT WE ACT。そのメンバーの新しい動きをレコードリリースで支えられるのはとても光栄だし、そこに全く負けていないボーカル・レイナさん最高です。
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エンパワメントを身にまとう ZINE (she-sow)
¥550
SOLD OUT
仙台にて「おとなりさんに会いに行く」をモットーに、貧困や孤独、ジェンダー、人権等身の回りにある様々な問題に目を向ける活動をしているshe-sow(シーソー)初となるZINE"エンパワメントを身にまとう"、ディストロさせてもらうことになりました。 責任編集者である西川さん所有のアイテムを、写真と読みやすくも芯のあるテキストを添えて紹介しています。アイテムに込められたメッセージも考えさせられるものばかり。中には個人的に付き合いのあるかたの作品や目にしたことのあるアイテムも紹介されていて勝手に嬉しくなりました。 このzineのタイトルでもある"エンパワメントを身にまとう"という言葉を聞いて、咄嗟に頭に浮かんだ言葉がありました。 ハードコアパンクを聴き始めた頃に友人のHILDOID石田くんと交わした会話のこと。 あれはいつだったか、15年位前かな。 ある時、彼が仕事の作業着の下にハードコアバンドのTシャツを来ていたんですね(BLACK FLAGだったか、MINOR THREATだったか忘れてしまいましたが...)、それで聞いたんですよ彼に、仕事着にするの勿体無くない?汚れるし、傷まない?と。 そうしたら石田くんが言ったんです、「汚れてるほうがかっこいいし、なによりハードコアのTシャツ身につけてるだけで勇気でません?」て。彼らしく笑いながらそう言ったんです。 その言葉はずっと頭のなかに残っているし、いまでもはっきりと意識しているわけではないけど、無意識的に意識しているのは間違いないでしょうね。 "ハードコアパンクを身にまとう"行為は、私にとって"エンパワメントを身にまとう"ことと同義なのだな、とこのzineを読んで改めて感じました。 そんなわけでディストロに入荷しています。1冊550円で、売上の一部は社会貢献活動を行う団体への寄付になるとのことです。
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VÄNSUUT - TULEVAISUUS E.P (7")
¥1,200
SOLD OUT
新潟のSOLPÄÄTOSのメンバーがはじめたバンド"VÄNSUUT"。 デモに続く1st7"がVox Populiよりリリースです。 期待を裏切らないかっこよさにしびれました。 ○ 2020年新潟から新たなPUNK ROCK BANDが産まれた。その名はVÄNSUUT。"新潟","Aの上に点々"、、、勘のいいPUNKSなら思い当たる節があるであろう、、そう!SOLPÄÄTOSのメンバー2人が新たに始動させたPUNK BANDである。フィンランドパンク狂のTAKAHIROが舵を取り、ギターボーカルを務め、フィンランドパンクを奏でるといった点ではSOLPÄÄTOSと類似。SOLPÄÄTOSはAPPENDNX, POHJASAKKA等の80's PUNK/HARDCOREスタイルなのに対し、VÄNSUUTはRATSIA, VAAVI等の70's PUNKスタイル。この似たり寄ったりな2つのスタイルなわけですが、VÄNSUUTはSOLPÄÄTOSとの差別化を成し遂げている! FINNISH PUNKからの影響が大きいのは間違いないけど彼らが敬意を示すバンドを丸パクリするわけではない一方、FINNISH PUNKの私的魅力である"垢抜けなさ"も感じる、RAW HARDCORE PUNKを経由した2022年現在のPURE PUNK ROCK BAND。 偶然なのか?フィンランド意識なのか?ロマンチックなのか?1stEPをクリスマスにリリース! 過去の産物に縋りつく老害サンタを引きずりおろせ!!
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PRESSSHIBA プレス芝 vol.6 特集「お酒」ZINE
¥500
SOLD OUT
札幌の橋場さんが発行しているプレス芝、今回の特集は「お酒」ということで最高なおつまみ系ZINEが入荷。泥酔必至、"飲み読み"を推奨。ぜひ。 ●寄稿 南山洋介 なでなでろう 小磯卓也 碧衣スイミング モス田モス蔵 ハットコペ biki 中村恵 シラハマロバスミ ぐっさん ゑでゐ鼓雨磨 まあこん NOMUSURU B.N.D.Y. 鼓動タカナリ Oven Universe有田 otaco 発行 芝
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EL ZINE vol.56
¥600
SOLD OUT
※MOTHPERDICIO TAPESで担当したBLACKENDERのインタビュー掲載号です、ぜひお読み下さい! ●猿芝居 (これまでにアメリカのSPHC RecordsやイタリアのF.O.A.D. Recordsからのリリースもある、群馬県藤岡市拠点の文化系パンク・バンド、猿芝居へのインタヴュー) ●福音レコード・オムニバス・バンド紹介 (猿芝居のメンバーが主宰する福音レコードからリリース予定の、オムニバスに収録されている群馬県のバンドの紹介by古河スケキヨ) ●DOOMED TO EXTINCTION (ユーゴスラヴィアにルーツを持つパンクス、Pedjaが運営するアメリカのハードコア・パンク・レーベルへのインタヴューby Tetsuya/MILITARY SHADOW) ●Leather, Bristles, Studs and Endless Summer. エルジン 灼熱の革ジャンまつり (バンドマンetcの方々に、ご自慢の革ジャンを紹介してもらいました。登場して頂いたのは: ・TATSUYA/ORION PUNX RECORDS ・nob/炎, culture ・コンノ/DESPERDICIO ・森下 篤/OVERTHROW RECORDS) ●DETESTO (アメリカのSPHC Recordsから7インチをリリースしたブラジルのD-Beatパンク・バンド、DETESTOへのインタヴュー) ●現行ブラジリアンD-Beatバンド紹介 (DETESTOメンバーがオススメする、現行のブラジリアンD-Beatバンドの紹介) ●Umea Punk City (ex.AC4~現ACID BLOODのKarlによる、スウェーデンUmeaの現地情報コラム) ●坂詰ギグ 24回目の約束の場所へ (新潟県で長年に渡って開催されている野外音楽イヴェント、坂詰ギグの主催者へのインタヴューby SAYNOW) ●DUSTPAN (32曲入りの12EPをリリースする、関東を拠点に活動中のハードコア・パンク・バンド、DUSTPANへのインタヴューby椎名/Skull Scream Records) ●BLACKENDER (結成から約10年、今秋にバンド初となる単独音源がリリースされる予定の、仙台のベースボール・パンク・バンド、BLACKENDERへのインタヴューby武山/MOTHPERDICIO TAPES) ●Daniel McNellie (京都のピザ&ライヴ・バーPOP! PIZZAや、パンク/パワーポップ・レーベルSECRET MISSION RECORDSを運営し、バンドTHE BLACK HOURSでも活動するDANことDaniel McNellieへのインタヴューby Shooter/the GEROS) ●PUNK LIVES!! (ポーランドのハードコア・バンドOHYDAのMikeによる、CROSS STITCHED EYESとスウェーデンのSONIC RITUALのライヴ・フォト・レポート) ●DEZINFEKCE (結成30周年を迎えたチェコのハードコア・パンク・バンド、DEZINFEKCEへのインタヴューby YOSHIO/SPEED!! NOISE!! HELL!!) ●WANNA (アルバムをリリースした長崎の日本語パンク・ロック・バンド、WANNAへのインタヴューby T.K.) ●Atsuo(Boris) x Tsuneglam Sam(YOUNG PARISIAN)対談 (30周年記念アルバムをリリースしたBorisのAtsuoと、YOUNG PARISIANのTsuneglam Samによる対談by Taro Yoda/KiliKiliVilla) ●Anti-Art Book Review (アートブックの書評by Yoshi Yubai) ●Incredibly Strange Photography (vol.32にてインタヴューを掲載した、広島県福山市出身の写真家Yoshi Yubaiによる写真連載) ●LASHING SPEED DEMONS: Wizzard In Vinyl (東京のパワーポップ・レーベルWizzard In Vinylのオーナーである、神戸大輔へのインタヴュー&ディスク・レヴューby大越よしはる) ●ES GIBT KEIN WERT (発行人によるディスク・レヴュー) ※A4/表紙カラー・本文モノクロ/表紙含め全50ページ
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V.A - POSTPONED PLEASURE (CD/ZINE)
¥1,800
2020年。日本で行われようとしていた狂乱とその熱を体感すべし。CDと50ページに及ぶZINE。 もはやZINE付きのCDなのか、CD付きのZINEなのかわからない程にどちらも内容濃。 世界でなにが起こっているのか。その答えの一角がここにあるかもしれず、来たるべき来日ツアーを待ち望むばかり。 2020年は世界中の人々にとって激動の一年だった。 今も尚続くCOVID-19の影響により残念ながら多くの来日ツアーは延期にせざるを得なかった… 今作はそんな2020年に来日ツアーを予定していたが実現できなかったバンドを集めたコンピレーションCDだ。 未発表曲やライブ音源、新録を含むバラエティに富んだ16バンド26曲を収録。 それだけではなく各ツアーオーガナイザーの協力の下、バンドの魅力を更に伝えるべく50Pのジンも付属されている。 将来実現されるであろう来日ツアーに備え、今聴くべきバンドを網羅したコンピレーションをDISCOS PELIGROSOS,VOX POPULIからの合同リリース! 「収録バンド」 ARMY(US) DARK THOUGHTS(US) DELETAR(FRANCE) FRIED EGG(US) IRREAL(SPAIN) LEONOR SS(SPAIN) MOB 47(SWEDEN) PARSNIP(AUSTRALIA) PHYSIQUE(US) SCUMRAID(KOREA) S.H.I.T(CANADA) SKELETON(US) SMUT(US) WARM BODIES(US) WARTHOG(US) XRDM(MALAYSIA)
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the GERØS - weird dance 12"
¥1,980
大阪キラーパンクロックthe GERØSの新作となる12インチ45回転がDEBAUCH MOODより! 今作も問答無用のかっこよさ!レコードの溝から沸き立つweirdなダンスを体感すべし。 毎度濃い内容のレーベルインフォメーションをご参考に! Side A 1.pressure 2.toxic Side B 1.be bop a noiz 2.ikue 3.weird dance 〈info.〉 the GERØS。 そのBandは2010年代以降の関西Punk Rock Sceneにおいて、70年代のPUNKから"選択"すべき随所を炙り出すように刮目されたその楽曲/アートワーク/画/それら全てにおいて妥協せぬディテールを異常なまでに描き、名実ともに大阪に君臨してきた。 遍歴としては2013年結成、幾多あるリリースはDemo CD-R(2014)、1st 7"『Genocide Or Suicide』(2016)、2nd 7"『Razor Dog』(2017)、3rd 7"『Freak Out』(2019)。メンバーそれぞれの前身活動の数々と、全ての積み重ねが根深く前提として在り現在に至る。 US Punk影響下と語られるのは当然でありながらも、最早その存在は一つの街に集約された膨大なPUNKの情報量・インスピレーションの権化として咲く"Japanese Punk Band"。鋭き意味を内包していく。 大阪にて活きるPunk Rock Bandの新作、the GERØS『weird dance(12")』。怨念が深く刺し込まれた今12" 45rpm盤が2021年4月遂に世にドロップされる。 タイトルに冠した『weird』の濃い意味はそのままに、今作もその奇怪な妖艶さと鋭きPUNKの完成形は成立。組み込まれたテクスチャが濃厚に展開される。 収録されるは囁かれるようなMurder感触的グルーヴと、そこから酔える甘美且つ鋭く切れるコード・濃厚に刻まれるビートと合わさる絶妙な色香を持ったディープなPunk Rockとして隙なく表現され、その"悪い"存在感に我々は常に背後を取られないよう怯えて過ごす楽しみを持つ事が出来る。 墓を掘り起こしていくかのズルズルとした展開から一気に各パートは一体となって口火を切られ、鋭くキラーなリフの応酬やそこからより明確なPUNKの根にあるものを意識下にキレるGt。展開の中心を持ち上げるように彩り、聴き惚れる程に細かく刻まれるDr、そして楽曲の存在感をより具体化し、痛快と言った感覚すら繰り返し繰り返されるアレンジセンスの爆発が顕著なBa。CRIMEが持った唯一無二の篭りうねる泥沼のような解釈の高度な再現、LEWDやVAINSの手癖としての切れ味、FEEDERZ等に於けるジリジリと削り取られるような要素も含めながら、そして特別なTHE MADの存在等々。メンバー自信が公言するように、ロカビリー影響下のリズムがクロスし、その感触がよりバンドの唯一無二な形を誇示させていく。 『内臓』にくる45rpm盤の強さ、バンドの持ち合わせる灰汁ある音楽性、そしてどう考えても危ないアートワーク。この全てはバンドの現段階を形として表すには申し分ない音源として、今作は体をなす。 刑務所、精神病棟。ボンテージ、刃物、絞首、笑顔の狂気、晒される頭、破滅的なSEXUAL。そして仲間同士で楽しみ合うはお互いのお互いにおけるマインドコントロール。そして人間関係を重んじ、幸せで平和的でもある。 過去の文献等から様式を辿りながらも、人はここまで新たな想像力を独創的に突出させる事ができるのか。Killed By Death/Bloodstains/Back To Frontにて選択された偉大なバンド達が決して希少価値のみでピックアップされた訳ではない事実は"体験"としてしか物語られず、現在も同じように、墓標に刻まれるべきPUNKは表現の渦の中で神経質に研磨されていく。 ※今作のアートワークはthe GERØS メンバー自信&監修レーベルkiller boyの下制作。全てが彼ら自身の完全コントロール化において実現された。
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POVLACION//DESPERDICIO - Antibióticos CD
¥1,870
・POVLACION//DESPERDICIO - Antibióticos CD 個人的にも大好きな経耳型抗生物質パンクスプリット作品がマレーシアのWARCLOUD RECORDS/BLACK KONFLIK RECORDSからCDにてリリース! ●●●●●●●●●● 経耳型抗生物質パンク! 三重のPOVLACION、仙台のDESPERDICIOによるスプリット作品"Antibióticos"が海を渡る! 前半、POVLACIONの所在不明な焦燥感に駆り立てられた鋭利なハードコアパンクは、このスプリットの在るべき着火点を確実に捉えたままの緊張感で三者三様の創造的破壊行為を繰り返しては、その苛烈さを全編通してピーク領域を保ちながらひた走る。 後半、DESPERDICIOも、地を這う様に張り付くノイズで助走なしにその熱を受け継ぎ、狂気の沙汰で巡り周っては近年の彼らの真髄と呼ぶべき、独自解釈なミッドテンポスパニッシュパンクまで披露し、私達の鼓膜を思惑通りに困惑させ、高揚させる音楽的破壊行為に至っている。 各々互いのカバー、80'sスパニッシュパンクのカバー、そしてMothperdicio Tapesリリースの日本版カセットテープには未収録のボーナストラックを各々1曲追加した各バンド5曲、全10曲収録CDフォーマットが、日本のパンクスにも馴染み深いであろうマレーシアの好レーベルであるBLACK KONFLIKとWAR CLOUD RECORDSの2レーベル共同にて、日本版とは異なるマレーシア版オリジナルアートワーク、更にはリマスタリングを施した仕様にてリリースとなる。 日本式スパニッシュロウハードコアパンクが東南アジアを揺るがすか! (English) ※Translation / Brian (Little Factories) Aural Antibiotic Punk! The new split "Antibióticos" from Mie’s POVLACION and Sendai’s DESPERDICIO is going abroad! First, POVLACION ignites the split with unlocatable, sharp hardcore punk that captures tension. You can feel the song being built and then destroyed and then the next one begins. The severity starts at a peak and continues until the end. Next, DESPERDICIO doesn’t give you any time to clean the dirt you’ve crawled in and push through with the inherited fever. Full of gritty madness, they display their quintessential sound including their own interpreted mid-tempo Spanish punk while subverting your expectations by elevating it with destruction. Each band covers each other as well as covering other 80’s Spanish punk songs. This CD format contains 5 songs from each band for a total of 10 songs, co-released on Black Konflik and War Cloud Records - two labels beloved by Japanese punks. It includes unreleased bonus songs from each band not contained on the Mothperdicio Tapes Japanese cassette version. This version is also remastered and has artwork different from the Japanese version. Japanese-style Spanish hardcore punk comes to shake up SE Asia!
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THE BOLLOCKS - The EP's 1995-2017 CD
¥1,870
マレーシアンパンクTHE BOLLOCKSの1995年から2017年の音源をまとめた編集盤がBLACK KONFLIKより!マレーシアンパンク始まりの音。15曲収録。
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ANTI CIMEX / EN PRODUKT FRAN DAGENS SKITSAMHALLE CD
¥1,870
スウェディッシュハードコアの伝説ANTI-CIMEXの82年リリースアナーキストアタックデモ再発盤。18曲。おまけのポストカード付き。